家族の形

こんにちは、居宅介護支援事業所の岩城です。

ゴールデンウィークの電車の中は普段の通勤電車と異なる風景が見えました。若いカップル、子供連れの家族、老夫婦等々・・・ 。どの家族もみな楽しそうで連休を楽しんでいる様子です。家族は時間が経つとともにその形と役割が移り変わって行きます。一組の男女が結婚して夫婦に、やがて親子に、さらに祖父母へと移り変わって行くのです。そしてその変化にうまく適応し思考を切り替えていかないといろいろな問題が発生します。

親離れできない子、子離れできない親、濡れ落ち葉と呼ばれる定年退職後妻にまとわりつく夫、空の巣症候群という子育てが終わった後の空虚感は古くて新しい問題です。ひきこもりやニートと呼ばれる若者、虐待、熟年離婚から孤独死に至る原因はそのあたりにあるのかもしれません。先人たちの言い伝えの中にも家族関係の教訓がたくさんあります。

「子を持って知る親の恩」「親の心子知らず」「かわいい子には旅をさせよ」「老いては子に従え」「男やもめにウジがわき女やもめに花が咲く」等どれもなるほどなと納得させられる諺だと思いませんか?

ケアマネージャーとして利用者とその家族に関わるときに身体的なことだけではなく家族関係に悩みを抱えておられるケースもたくさんあります。問題の原因がどこにありどのような支援が必要なのか、自らの人生も振り返りながら人生の節目に気持ちを切り替え新たなステージに立つことの大切さを考えさせられたゴールデンウィークでした。

ちなみに私の喫緊の課題は濡れ落ち葉から熟年離婚され孤独死してウジがわかないように自立した生活を送ることだと悟っています。