居宅介護支援事業所

肩からかばんを抱え自転車に乗って皆さんのお宅に訪問しています。春夏秋冬関係なく、堺区(時には北区まで)自転車で走り回っていますと、ふと心動かされる風景や、光景を目にすることがあります。そんな一こま一こまを紹介させていただきます。

大小路筋、通称バス通りは、背筋の伸びた木々が立ち並び冬はイルミネーションが飾られ幻想的な雰囲気をかもし出していますが、夏場は全く違った顔を見せます。先日も、堺駅前の吾妻橋から大小路の交差点まで自転車で走っていると、劈くような蝉の鳴き声に圧倒されました。雨の日は少々おとなしげですが、日が差すと一生懸命、他の蝉に負けじと大合唱が始まるのです。ふと足元をみると蝉の死骸が落ちていました。視線を上げると、枝にしがみついた蝉の抜け殻・・・。生も死もむき出しにして今を生きている姿に圧倒されます。

いつも間にか訪問先の玄関の前に到着です。深呼吸した後、挨拶の声に思わず力がこもりました。「こんにちわ!お元気にされていましたか!!」