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人生に必要な助っ人

月曜日, 10月 19th, 2020

こんにちは、居宅介護支援事業所の岩城です。

私事で恐縮ですが、先月初孫が生まれました。小さくて、可愛くて目に入れても痛くないらしいのですがやっぱり痛そうなので恐る恐る抱っこだけさせてもらいました。人間が生まれるときには助産師という助っ人が必要で私も64年前には産婆さんにとりあげてもらいました。多くの動物は助けを借りずに生まれて1年くらいで親離れします。しかし人間は不完全な状態で生まれるので洋の東西を問わず出産を助ける人がいてその後も20年ほどかけて成人します。精神面の成長にはさらにいろいろな経験が必要でありいつまでも親離れ子離れできないケースもあります。もしかしたら人間は死ぬまで不完全な存在なのかもしれませんね。同様に人生を終えるときにも助っ人が必要なのではないかと思っています。それは家族、友人、医療従事者、宗教家かもしれません。看取り士という資格を持って活動されている方もあります。人間は何歳になっても弱く不安を抱える存在であり出産と同様に最期には愛情をもって寄り添い、慰め、励まして見送ってくれる人がいてほしいのかもしれません。私はケアマネジャーとして多くの高齢者の最期に関わらせていただき人生最後の助っ人の必要性を感じています。